ダーウィンの『種の起源』発表から150年。
進化論は、生物学にとどまらず、社会問題、政治問題など様々な分野に大きな影響を与えてきました。
現代の自然科学も、神の創造や目的論を排除することによって混迷を深めています。
本書は、進化論の問題点を整理し、統一思想による新創造論を提唱しています。
さらには、科学時代の新しい神観を提示し、科学の統一をめざしています。
※ 2009年に『ダーウィニズムを超えて─統一科学をめざして』が発刊されましたが、これに、
最近の自然科学の動向をふまえて、新たに「進化論を超えて─新たな展望」と「宇宙の統一原理に向けて」
の二つの論文を増補しました。判型もA5判から四六判に。前著の改定増補版に当たります。
第一章 進化論を超えて
第二章 進化論を超えて─新たな展望
第三章 ドーキンスの進化論と統一思想の新創造論
第四章 創造神話と新創造論
第五章 心と脳に関する新しい見解
第六章 歴史から見た宗教・哲学と科学の関係
第七章 混迷する神なき現代物理学
第八章 宇宙の統一原理に向けて
第九章 科学時代の新しい神観